補聴器のフィッティング
聴覚専門家は、難聴者のニーズ、好み、ライフスタイルなどを考慮しながら補聴器のフィッティングを行うための特別な訓練を受けています。
聞こえを保護する製品についての相談
聴覚専門家は、あなたの聞こえのニーズやライフスタイルを考慮し、聞こえを保護する各種製品を提案することができます。
過剰な耳あかの掃除
耳あかが過剰に溜まっている場合、専門医は耳を傷つけることなく耳あかを取り除くことができます。
平衡感覚の問題に関するアドバイス
聴覚専門家は難聴の治療と並行して、目まいやバランスの問題がある場合は、各種の平衡感覚検査を行うことができます。
耳鳴りに対するサポート
聴覚専門家は、一般的な症状である耳鳴り(片耳または両耳で耳鳴りやその他の雑音が聞こえる症状)に対するアドバイスを提供することができます。
優れた聴覚専門家の資質
聴覚専門家を決める際には、聞こえの良さと健康の実現をサポートしてくれるパートナーを選ぶことが大切です。そのために、以下の点について検討してください。
- スピーチテスト、騒音下でのことばのテスト、実耳測定機器による補聴器の検証など、包括的な聴力テストを受けられる
- あなたの状況を説明し、サポートするために、付き添いの人と一緒に来院することを勧める
- 評判が良く、ネット上で好意的なレビューがある、友人からの推奨がある、医師からの紹介の実績
- 仕事を楽しみ、その理由を伝え、聞こえの治療の過程を通してあなたをどのようにサポートしていくことができるかを説明できる
聴覚専門家の価値
個人用の音増幅機器は、市販補聴器や店頭補聴器として知られ、手軽に代用できそうですが、先に専門家による聴覚ケアを受けるべきいくつかの理由があります。
- 専門知識:難聴の発症や体験には個人差があり、難聴を改善するためには、専門家による正確な診断が必要です
- フィッティング:理想的な快適性と機能性を実現するためには、聴覚専門家によるカスタマイズされたフィッティングと、お客様のライフスタイルに合わせた補聴器のプログラミングが必要です
- パートナーシップ:聞こえの改善は生涯の取り組みであり、聴覚専門家はその最初からあなたをサポートします
初診時の注意点
初診は、聴覚専門家との関係の始まりです。スタッフは、あなたについて理解を深め、テストを実施し、結果について話し合います。聴覚専門家の多くは、来院の際に友人や親族を同伴することを勧めています。
質問に回答
聴覚専門家は最初に、聞こえの最善の治療法を理解するためにあなたの経験、ニーズ、目標について話し合います。
テストを実施
体験談を聞いた後、聞こえの状態を理解し、聞こえの問題の詳細を把握するために検査を受けます。
結果を受け取る
聴覚専門家は、結果をもとに、あなたの情報と照らし合わせ、結果データがあなたの経験と一致することを確認してから、治療の提案を行います。
テストのタイプ
クリニックで行う聴力検査(純音聴力測定)
最も一般的な検査は、防音設備の整った部屋で、座ってビープ音がしたら手を挙げてください」などの指示に答えるものです。この検査は、さまざまな周波数の音をどれだけ聞き取ることができるかを測定することを目的としています。
ことばの理解のテスト(語音聴力検査)
語音聴力検査では、実際の生活での難聴の影響を詳細に把握できます。補聴器のフィッティングや、目まいなど内耳状態の診断でも使われます。
ティンパノメトリー
ティンパノメトリーの検査は、中耳の健康状態を判定するためによく行われます。中耳の液体の有無や、鼓膜の損傷の有無を把握できます。
乳児用の検査
乳児は、年長児や大人のようにコミュニケーションをとることができないため、安全で快適な専用の聴力検査が用意されており、誘発性耳音響放射(EOAE)検査や聴性脳幹反応(ABR)検査などが使用されます。
無料のオンラインによる聞こえのテスト
オンラインのスクリーニング検査では、さまざまな音を使ってどの程度聞き取ることができるかを評価し、状況に応じた聞こえに関する質問に答えます。難聴かどうかの最初の指標になります。聴覚専門家は、その結果について話し合い、専門的な診断検査が必要かどうかを判断します。
補聴器の受領とフィッティング
補聴器のフィッティングはそれぞれあなたのニーズに合わせて行われ、通常、最初の診断から数週間後に行われます。フィッティングの後に、補聴器を自宅に持ち帰り数週間にわたり試用できます。聴覚専門家が、補聴器の効果をチェックし、必要に応じて微調整します。補聴器のフィッティングと音質に満足したら、そのまま使用できます。時々、補聴器の専門家に診てもらい、ご自分のニーズに合っているか確認してください。補聴器の多くは、アップグレードを要さず、3年~7年にわたり使用可能です。